お得感あり!?『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)の読書感想文
藤吉 豊、小川 真理子(著)
2021年11月出版/1650円/四六判/2色刷り/表紙カバーあり/
本文14Q/224頁/左開き/文字は横組み/1ページ29文字×26行
柱:Partタイトル:右ページの右上
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前作の『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』が良かったので、続きの本書を手にとりました。
<前作の読書感想文はコチラ>
editorbookreview.hatenablog.com
本書も、前作と同様、良い書籍でした。
では、今回は、本書に感じたお得感を紹介します。
<目次>
1.お得感1:100冊に触れた気になれる
本書は、編集者である著者2人が、話し方に関するベストセラーの書籍を100冊読み込み、そして頻出の内容や言葉を洗い出し、ランキング形式で紹介しています。
引用されている言葉に、読んだ本もちらほらあり、うれしくなりました。
また、知らない本との出合いも、うれしいですね。
それに読後、私も100冊の書籍に触れた気分になりました。
2.お得感2:実践的な内容
「『話し方のベストセラー100冊』のポイントを場面別に活かしてみた」という付録が最後についています。
ここでは、本書で紹介してきたポイントを実社会に落とし込んでいます。
例えば、
・初対面や付き合いの浅い人と会って話す、雑談する
・1対1で説得する、交渉する
・複数の人に対してプレゼンやスピーチをする
といったテーマで、どのポイントが使えるか指し示しています。
読後、これは使えるなと感じました。
特に、私が気に入ったのは「オンライン・電話で話す」の項目。
最近、テレワークで、ほぼオンラインで仕事をしています。
慣れないうちは、いろいろな失敗もありました。
また、今もどれが正解なのか、よくわからないままです。
本書では「オンライン・電話で話す」ポイントとして、以下が挙がっていました。
・話し方にメリハリをつける
・相手の目を見る
・話しは「短い」ほうがいい
・相手の話をさえぎらない
・電話は「笑顔」で応対する
たしかに、相手の話とかぶることがあるな・・・。
このポイントを意識して気をつけていこうと思いました。
3.編集者が本を出すなら
編集者としてよく感じるのが、著者の特色が出ていると本は売れる、ということです。
そのため、私は著者の特色を引き出すことに力を注いでいます。
今回、本書より、編集者の特色に気がつきました。
また、編集者が本を出版するとなら、こういう切り口・企画だと編集者の特色が出ますね。
勉強になりました。