『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』(日経BP)の読書感想文
森岡毅(著)
2020年12月出版/1870円/四六判/1色刷り/表紙カバーあり/
本文14Q/300頁/右開き/文字は縦組み/1ページ41文字×16行
柱:章タイトル:左ページ上側
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以前、著者の今回と異なる書籍を読みましたが、大きな成果を残した方の言葉は、いろいろ考えさせられました。
こちらも人気の書と聞き、手に取りました。
<目次>
リーダーシップは後天的なもの!?
本書は、リーダーシップの身につけ方が載っています。
驚いたことに、著者は社交的ではないそうです。
社交的でなくても、リーダーシップは発揮できるとのこと。
これは興味がわきますね。
本書には、
リーダーシップは生まれつきの特徴で決まっているのではなく、本人が意識して経験することで後天的に育つもの
とあります。
リーダーシップの定義
自分のやりたいことを実現していくために、周囲の人をまとめて動かす能力、つまりリーダーシップを必要としているのです
リーダーシップの強弱は才能よりも、その土台となっている欲の強さで決まっています
リーダーシップはやりたいことを実現させるために必要な力で、その力は欲の強さと関係しているそうです。
これは、新たな視点でした。
人を動かすこと
どうしても実現したいと本気で思える目的が明確であること、これこそが「人を動かす力」の根源です
やはり人を動かすのは「情熱」なんですね。
また、本書には、以下の3つの欲が重なった部分を狙うと、人は動くそうです。
・人が欲するか(巻き込みたい人々にとって魅力的なこと)
・人を欲するか(集団としての能力を必要としていること)
・己が欲するか(あなた自身が本気になれること)
少し意識してみたいと思います。
思い切って動いてみる
重傷を負うのは自分自身の全てをかけた大戦で討死することですが、そういう経験が実は最も多くの経験値をくれることを理解していれば、いずれ傷口が塞がってもっと強くなって再び歩き出すことができるようになります
消極的でなく、思い切って動くことが肝心ですね。
本づくりの参考に
前半は、著者の経験をもとに、理論的に話が進みます。
そして後半では、著者がどのようにリーダーシップを身につけたのか、実体験をもとに話が進みます。
理論が来て、実体験を交えての具体例が来る流れは、理解が進みますね。
また、その具体例が、若い頃にありがちな、とがっていた頃の話もあり、共感が得られます。
大きな成果を成し遂げた方の思考回路を学ぶのは、大変勉強になりますね。
このように成果を出した方の思考回路を掲載する企画はおもしろいなと思いました。