編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

トレンドをつかめ!「会社四季報 2021年3集 夏号」の読書感想文

2021年6月18日出版/2300円(税込み)/B6判/1色刷り/

表紙カバーなし/2128頁/右開き/

  

 

私は、世の中のトレンドをつかむために、あと、投資先のヒントを得るために、年4回発行の四季報を読んでいます。

  

<目次>

 

1.今回の四季報より読み取れたこと

 

景気はそこまで悪くない?

各会社の売上高などの数字を見ていると、意外や意外!

コロナ禍であっても、売り上げを伸ばしている会社が思っていたより多いです。

 

テレビでは、緊急事態宣言発令や、廃業・休業で自殺者も増えるなど、暗いニュースが飛び交い、日本は総崩れなのかと思っていましたが・・・。

実際は、そこまでひどくないのかもしれません。

 

また先日のニュースで、国の税収が過去最高と言っていました。

消費税アップの恩恵とも言われていますが、それだけとは限らないのかもしれません。

 

そう思うと、最近は特に、テレビはディレクター等の色眼鏡を通してみた媒体で、情報が偏っているなと感じます。

 

四季報を読んで、自分の目で数字を見て、景気を体感できたのは良かったなと思います。

 

こんな業種が元気のよう

四季報を見ていると、一般的に元気と言われている、任天堂などゲーム関係や、テレワークやGIGAスクール構想関連は、本当に元気がいいなとわかります。

また、それに伴って、半導体の需要が高まっているのも、四季報から読み取れます。

 

あと、おもしろいことに、世界的に釣りが活況のようです。

これも、コロナの影響ですね。

意外な元気なところを知れて、よかったです。

 

2.読み方のコツ

 

全ては読まない、ポイントをしぼる

全てに目を通すと大変なので、私はまず「営業利益」欄のみを見ています。

そこで、勢いあるなと感じたら、その会社の情報をじっくり読んでいます。

 

※ちなみに、投資する場合は、さらに詳しく見ています。

「有利子負債」欄を見て、借金がどのぐらいあるのか

現金同等物」欄を見て、手元に現金がどのぐらいあるのか

「外国」欄を見て、外国人投資家がどのぐらい持っているのか(私の所感では、多いと値動きが激しいと思います)

「PER」欄を見て、15倍以下か(安くお得に買いたいので)

を見ています。

 

今回は、ここに注目!

2020年の業績は、コロナで落ち込んでいるとして、あまり気にせず・・・。

その前後の年を眺めていました。

 

そうすると、コロナ前の業績を上回っている会社が目につきます。

 

※ちなみに投資する場合は、今回私は「予想配当利回り」欄も見ました。

コロナ禍であまり利益が出せそうにないので、配当が多く入ってくると良いなと思っています。

 

読むのにかかった時間は?

今回は、2週間ほどかかりました。

 

以前は、隅から隅まで読んでいたので、読み終わった頃に、次の号が発売されるという悲劇もありました。

 

それからはポイントをしぼって、 トレンドを感じるようにしています。

 

3.四季報の問題点

 

読むのも大変

先ほども言いましたが、情報量が多くて、そう簡単に読み切れないです。 

ぺージ数も2000ページほどありますし・・・。

今、話題の「鈍器本」の代表格ですね。

 

置いておくのも大変

基本、私は、本は捨てずに保管していますが、2000ページある四季報は、置いておく場所も考えものです。

そして、年に4冊ずつ増えます。

最近、コロナ禍で断捨離を始めましたので、古い四季報も捨てていくべきか、悩みどころです。

 

4.カタログ本の最高峰!?

 

私が、四季報を買いはじめた理由の一つに、ある上司の言葉がありました。

 

その上司がいうには、四季報は「カタログ本の最高峰」とのこと。

長く愛読され、リニューアルを重ね、必要な情報が見やすくわかりやすくしっかり入っているので、すばらしいと。

 

それを聞き、四季報を見てから、カタログ本をつくるときは、読者に必要な情報は何か? どのようなレイアウトが良いか? 熟考するようになりました。

 

投資をしない皆さんも、一度、四季報を読んでみてはいかがでしょうか? 

いろいろな発見があるかもしれません。