編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)の読書感想文

諏内えみ(著) 

2020年2月出版/1540円+税/四六判/2色刷り/表紙カバーあり/

256頁/右開き/文字は縦組み/1ページ38文字×14行

柱:章タイトル:左ページ上の真ん中、節タイトル:右ページ上の真ん中

 

Amazon 

 

<出版社HP> 

www.diamond.co.jp

 

<目次>

 

ベストセラーと聞き、図書館でも予約待ちの数が多いと聞きました。

そして、Amazonを見ますと、あれれ…。低い評価も見受けられます。

気になったので、本書を手に取りました。

 

1.目次をチェック!

目次を見ると

・口元を手で押さえすぎない

・感じのいいあいづちの打ち方

・急な来客でもあわてない装いを

・「何でもいい」は間違った気遣い

・お金を返してほしいとき、どう切り出す?

・電車での飲食、どこまで許される?

・香水はウエストより上につけない

・座布団の正しい座り方

・お箸は三手で扱い

ハンバーガーの上品な食べ方って?

など、項目が257も並んでいます。

これだけを見ると、読み応えがありそうで、期待大ですね。

 

2.評価の分かれ目

しかし、1項目に割かれているページ数は、平均して1ページ程度。

そのため、期待していたほど深い情報はありませんでした。

年齢を重ねている私が読むと「!」となるような、目新しい情報は少なかったです。

おそらく、このあたりが評価の分かれ目かと思いました。

 

3.読み方

そうは言っても、このようなマナー本は、やはり、ためになりますね。

知っている内容だったとしても、自分の振り返りで読むと良いかもしれません。

また、目次を見て、気になる項目だけを読むと良いかもしれません。

となると、立ち読みで良いのかもしれませんが(汗)。

 

4.惹きつけるタイトルとデザイン

この本は、タイトルとデザインが良いですね。

 

タイトルの ”「育ちがいい人」だけが知っていること”と言われると、「どれ、どれ」と内容を読みたくなりますね。

こうありたいという潜在的な思いを刺激しているのでしょうか?

 

また、デザインは、茶色と黒の2色刷りです。

暗い色の取り合わせですが、シックな感じがでていますね。

落ち着いた色を組み合わせるのは、悪くないのかもしれません。

そして、イラストも良いですね。やさしくお上品な感じが出ています。

デザイン・イラストとも、本の内容にあった品のある感じに仕上がっています。 

 

※memo

ブックデザイン tobufune 

http://www.tobufune.com/

イラスト 須山奈津希

https://suyamanatsuki.tumblr.com/

 

5.今後の本づくりで、参考になった点

・茶色と黒の2色刷りは、意外と良い感じ。

潜在的な思いを刺激する内容は、ベストセラーになる!?

(以前に紹介した「繊細さんの本」もそうでした)

 

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