編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

『1分で話せ』(SB Creative)の読書感想文

伊藤 羊一(著) 

2018年3月出版/1540円(税込み)/四六判/1色刷り/表紙カバーあり/

本文14Q/240頁/右開き/文字は縦組み/1ページ38文字×15行

柱:章タイトル:左ページ、左上

 

<出版社>

www.sbcr.jp

 

Amazon

 

タイトルに惹かれて、手にとりました。

 

また、サブタイトルは

「世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」とあり、大変興味がそそられます。

 

プレゼンをするなら、一読をお勧めします。

 

【目次】

 

1.タイトル『1分で話せ』に込めた著者の想い

本書の核となるポイントは、第3章の

「相手を迷子にさせないために『スッキリ・カンタン』でいこう」です。

 

著者は、

話を聞いてぼーっとしてしまう時

 として、

わからない言葉が2~3個出てきたら、相手の脳はシャットダウンしてしまうかもしれない

と言っています。

 

なので、著者は「スッキリ・カンタン」を心に留め、プレゼンを行うことを勧めています。  

 

なお、これをタイトル『1分で話せ』に想いを込めているようです。

実際、本書は1分で話しをすることを伝えた内容ではなく、プレゼン方法等が載っています。

 

2.核となるポイントの理解を深める内容 

本書には、核となるポイントを理解するために、コツやアドバイスが散りばめられています。

 

まずは、ロジック。

 

出版社のHPの書籍紹介に「ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう」とロジックを表す図が載っています。

 

ピラミッドは、

結論(1つ)→根拠(3つまで)→事実(3つまで)

で構成されています。

 

次に、プレゼンをするときのコツや注意点ですが、

聞き手を明確にする

通じないときは、前提を揃えておく

人はイメージを想像することで、感情が揺さぶられる

等が載っています。

 

特に私が気に入ったのは、

人はあなたの話を80%は聞いていない

として、聞いている人に印象を残すために、

自分の伝えたいことを、一言のキーワードで表す

また、そのキーワードは

覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード

にする点です。

 

これは、実践していきたいなと思いました。

 

そして、最後に「実践編」として、今までの話の実践例が載っていました。

 

※ちなみに、本書の続編として

『1分で話せ2【超実践編】

世界のトップが絶賛した即座に考えが“まとまる”“伝わる”すごい技術』

が、2021年3月に出版されています。

www.sbcr.jp

 

3.参考になる点

・骨格となる話題がしっかり際立った構成。

・また、理解を深めるロジックやコツ・注意点、実践例など、充実している。

・タイトルは、本の内容を表すキャッチ―な言葉を使っている。