ビブリオバトルって?
2021年4月20日、日経新聞の記事に、「5分で本推薦 ビブリオバトル体験」とありました。
「ビブリオバトル」 最近、たまに聞くこの言葉。
恥ずかしながら、今回、調べるまでは、単なる読書会の一種と思っていました。
<目次>
1.ビブリオバトルとは?
新聞には
発表者が各自お気に入りの1冊を5分間で紹介し、最も読みたい「チャンプ本」を選ぶ
とあります。
また、
15年ほど前に京都大学で始まり、今や全国大会は数千人が参加するまでに。
と書いてありました。
インターネットで、「ビブリオバトル」と調べると、
・全国大学ビブリオバトル
・全国高等学校ビブリオバトル
・全国中学ビブリオバトル
など、たしかに、大規模な大会もあり、盛んのようです。
また、大きいところでは、東京都立図書館や堺市立図書館などの図書館でも、ビブリオバトルを開催されていました。
2.ルール
2007年京都大学大学院の大学院生だった谷口忠大氏(現立命館大学理工学部教授)が、考案されたこの企画。
その後、谷口氏がビブリオバトル普及委員会を立ち上げられました。
その普及委員会が運営しているサイト「知的書評合戦 ビブリオバトル 公式サイト」
こちらに記載のあるルールを見てみましょう。
公式ルールは
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2.順番に一人5分間で本を紹介する。
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
とのことです。
このサイトを見ていますと、サポーター会員もいらっしゃり、また、関連本もいろいろ出ていることを知りました。
3.百聞は一見に如かず
ただ、ここまで見ていっても、やっぱり単なる読書会、といったイメージは払拭されませんでした。
また、なぜ、ここまで盛り上がっているのか? 少し疑問に思うぐらいでした。
そこで、百聞は一見に如かず。
全国高等学校ビブリオバトルや全国中学ビブリオバトルの決勝大会など、出てきます。
・・・見てビックリ! これは単なる読書会ではないですね。
書籍を分析し、それを読んでもらいたいと、プレゼンテーションをする、
まるで、企業の商品発表の場のようでもありました。
こういうことを若いうちから経験するのは、良いことだなと感じました。
また、各発表者から語られる内容より、自分とは異なる視点を気づかせてくれますね。
動画を見て、この良さや盛り上がっている理由がわかったような気がしました。
ちなみに、私が気に入ったのは、下記の発表です。
こちらを見て、読んでみたい気持ちになりました。
出版社側として、ビブリオバトルで自社の本を取り上げてもらえるのは嬉しいですね。
私自身、今、専門書を扱う出版社にいますが、注目していきたいと思いました。