編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

「ひとり出版社」という言葉に惹かれて

2021年4月11日、日経新聞の記事に「『ひとり出版社』の愉楽を読んで」とあり、私の中で、ビビッとくるものがありました。

 

<目次>

 

1.ひとり出版社とは?

その字のとおり、一人の編集者などが出版社を立ち上げ、出版業を営むことです。

 

編集者の仕事は、会社に属していても、一人行う業務が多いような気がします。すでに、会社内で「ひとり出版社」のような時もあります。

 

何だか、私にもできるのではないかと思ったりしてきました。

 

2.出版を取り巻く世界

今、出版業界は、斜陽産業と言われ、かつてほどの勢いはありません。

出版点数は減り、雑誌の休刊も増えてきました。

私も雑誌の休刊を体験し、年齢も年齢だし転職できなかったら、「フリーランスの編集をする?」「もう、この業界を去る?」など検討した時期もありました。

 

そのような出版業界ですが、記事では、

 

市場は縮小し大手はヒットキャラクターの版権で稼ぐ時代だ。そんな逆風の中、ユニークな「ひとり出版社」が続々誕生している。

 

とのことでした。

何だか、希望を与えてくれますね。

 

3.ひとり出版社を調べる

 記事には、以下のひとり出版社が紹介されていました。

 

・『百万年書房』、元太田出版の編集者が2017年創業

・『エトセトラブックス』、元河出書房新社の編集者が2019年創業

・『Book&Design』、デザイン専門誌の元編集長が2018年創業

・『夏葉社』、ひとり出版社のムーブメントの火付け役、2009年創業

 

そこで、『ひとり出版社』でインターネット検索すると・・・

書籍もいろいろ出ているんですね。

 

・『“ひとり出版社”という働き方』(河出書房新社

・『小さな出版社のつくり方』(猿江商會)

・『あしたから出版社』(晶文社

・『出版社のつくり方読本』(出版メディアパル)

など。

 

早速、どれか読んでみようと思います。

 

4.ひとり出版社はまだ早い!?

また、記事は、ひとり出版社のいい点として、

 

フットワークの軽さ、決断の早さ、ジャンルを固定されない自由さはひとりならではといえる。

 

を挙げ、一方、

 

「リスクを負うことで著者と同じ立場に立てる」点だ。売れなければ会社がつぶれるかもれないと思うと著者との交渉は常に真剣勝負となり、新鮮な本が生まれる。「今思えば会社員時代はまだ甘かった」

 

という緊張感も伝えていました。 そして、最後に、

 

本の愛情が、ひとり出版社の作品からは伝わってくる。

 

と締めくくっています。

 

何だか、ひとり出版社って、魅力的ですね。

 

ワクワクしながら、インターネット検索を進めると、以下のブログに出合います。

 

・ひとり出版の実体験を書いているブログ

スタブロブックス|note

 

・・・これを読んで、一気に現実に引き戻されました。そう簡単にできるものではないですね(汗)。

 

5.まとめ

いつかは「ひとり出版社」をもつのも良いなと思いつつ、今はスキルアップの一つとして「ひとり出版社」の緊張感をもって、仕事と向き合っていこうと思いました。