編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

『ライフハック大全 人生と仕事を変える小さな習慣250』(KADOKAWA)の読書感想文

堀 正岳(著)

2017年11月出版/1650円(本体1500円+税)/A5変判/

1色刷り/表紙カバーあり/

本文14Q/304頁/左開き/文字は横組み/1ページ32文字×30行/

柱:章番号、左ページ、下中央/章タイトル、右ページ、下中央

 

<出版社>

www.kadokawa.co.jp

 

Amazon

 

好評な書籍と聞き、本書を手に取りました。

 

出版社の書籍紹介には、

 

人生の質は「知っているワザの数」で決まる

一瞬で使える、一生使える「武器」をあなたに

 

とあり、大変興味がそそられます。

  

<目次>

 

1.企画・内容

ブログがベースの書籍とのこと。 目次は、下記のとおりです。

 

SECTION 00

始めよう「人生を変える7つのライフハック

SECTION 01

時間管理「時間は増やせる」

SECTION 02

タスク管理「小さな勝利を積み重ねる」

SECTION 03

集中力・ストレス対策「やる気も仕組み化」

SECTION 04

読書・情報収集・学習「情報は減らして管理する」

SECTION 05

発想・アウトプット・思考「自分だけのアイデアがある」

SECTION 06

コミュニケーション&チーム「味方は増やせる」

SECTION 07

日常生活・旅行「ちょっとした快適さを」

SECTION 08

習慣化・やめない技術「人生を変える小さな習慣」

 

全般にわたって、「これ使えるかも!?」「これ便利そう♪」と思う、仕事や日常で活躍しそうなアプリや便利グッズなどが、たくさん紹介されていました。

また、SECTION 06では、コミュニケーション術も取り上げており、幅広いワザが載っています。

 

本書は、1つのワザ(=HACK)を1・2ページでまとめ、展開しています。

また、ワザ(=HACK)が250あるので、結構、濃い内容に仕上がっています。

 

ただ、250のワザ(=HACK)を全部、自分に取り入れようとすると、大変な気がしました。

なので、本書を読む方は、自分にとって「これは良い!」というものだけを取り入れていく感じで、読まれてはどうかと思います。

 

ちなみに、私の場合は、時間が足りないと思う毎日なので……。

SECTION 01の時間管理より、一度、時間は分・秒まで正確に意識し(HACK008)、24時間テンプレートを作ってみよう(HACK015)と思いました。

これで、うまく自分のための時間を捻出できたらいいなと考えます。

 

あと、音声認識で、歩いている時間も書類が書ける(HACK036)より、私もスマートフォンなどの音声認識で、原稿の下書きを作ってみようかなと思いました(最近、本の著者でも、音声認識で原稿を作っているという話を、たまに聞きますし)。

これも時代の流れですね。

 

なお、社会人経験が長い方などは、本書の情報は、そこまで目新しい情報ではないのかもしれません。

また、私は結構アナログ人間なので、アプリ紹介は、そこまで心に響かなかったです。

 

そう思うと、幅広いテーマを取り上げる場合、人によって、読後の印象は大きく変わるのかなと考えさせられました。

 

1つのテーマの本だと、そのテーマを目当てに本を買うので、ほぼ全部の内容に満足感が得られそうですが、たくさんのテーマが入っている本だと、人によって、役立つページ、共感・感動できるページが異なってきます。

 

複数のテーマをまとめた本を作るときは、読者にとって、当たりはずれが大きくなる可能性も考慮して、企画や構成を検討した方がいいなと感じました。

 

2.デザイン・組版

1つのワザを1・2ページにおさめるために、他の書籍より1ページに入れる文字量は多い印象です。

 

情報も入れたいし、1・2ページでおさめたいし……ということで、このような組み方になったと思われます。

 

このような場合、私は、文字の大きさを小さくして、1ページに入れる文字量を増やしていましたが、 1ページにこれぐらいの文字量でも良いのだと、勉強になりました。

 

3.まとめ

・複数のテーマを取り上げるときは、多くの読者に響くよう工夫が必要。

・1ページに入れる文字量は、32文字×30行ぐらいまで大丈夫。