編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

『超雑談力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の読書感想文

五百田 達成(著)

2019年12月出版/1430円(税込み)/B6判?/2色刷り/表紙カバーあり/

本文14Q/256頁/右開き/文字は縦組み/1ページ40文字×16行/

柱:章タイトルだけ、左ページ天側

 

<出版社>

d21.co.jp

 

Amazon

 

最近、「雑談」をテーマにした書籍が多いですね。

その中で本書は、表紙カバーがPOPで、チラシっぽくにぎやかで、楽しい雰囲気が出ていました。

他の「雑談」本に比べて、おもしろそうな雰囲気がありましたので、手にとりました。

 

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<目次>

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1.企画・内容

まず、本を開くと、雑談力がどれぐらいあるのか判定する「チェックシート」が載っています。

導入部分で、このようなおまけ的な紙面は、わくわくした気持ちを高めてくれて良いですね。

 

次に、構成は、それぞれのタイトルが、対比形式になっています。

例えば、「ルール1 

×がんばっておもしろい話をしようとする 〇ただ会話のラリーを続ける」

「ルール2

×情報交換をする 〇気持ちのやりとりをする」

といった感じです。

本書は、このようなタイトルと解説が続いていきます。

 

最近、このような対比形式の本をよく見かけます。

特に、本書の著者の本は、このような対比形式が多いようです。

(例:『話し方で損する人 得する人』『察しない男 説明しない女』など)

 

個人的に、このような対比形式は、わかりやすく楽しくて、好きです。

今回も、目次にこの対比がずらっと並んだだけで、心をつかまれました。

 

内容は、タイトルを読むだけで、どういう内容かがわかり、ストレスなく軽く読み進めることができます。

本文も長すぎず、SNSのようなタッチの文章でした。

この出版社の特色ですね。

 

editorbookreview.hatenablog.com

 

ただ、本書より、私は意外と雑談力があるようです。そのため、目新しい情報はちょっと少なかったかな・・・。

 

2.デザイン

本書は、タイトルが対比形式で、大きくデザインされているので、パッと情報が拾えるデザインです。 

 

また、文字量は多くなく、紙面上、圧迫感はありません。

 

そして、表紙に、普通は帯に載せるような文言も、本のタイトルといっしょに配置されています。

(例:超カンタンな話し方のコツ満載 など)

帯の紙代も節約できますね。

また、文字のごちゃごちゃ感から内容のわくわく感につながっているような気もしました。

 

3.まとめ

・対比形式の企画は、おもしろい。

SNSっぽい文章の方が、今の時代に合っているのかも。

・帯をなくして、表紙に宣伝っぽい文句を入れても良いかも。