編集者の読書感想文

書籍編集者の読書感想文です。良書を出版するために、ベストセラーのヒントをつかむために、書籍を読み漁っています。編集者としての気づきや気に入ったトピックなどをシェアします。たまに、話題がずれますが。

『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』(KADOKAWA)の読書感想文

こあらの学校(著)

2020年11月出版/1650円(税込み)/

四六変形判/カラー刷り/表紙カバーあり/

扉のリード14Q/本文12Q/256頁/左開き/文字は横組み/

柱:章タイトルだけ、右ページの小口側、ツメあり

 

<出版社>

www.kadokawa.co.jp

 

Amazon

 

 

書店で、本書の帯に「Twitterで22万人が勉強中!」という言葉を見かけ、手にとりました。

「22万人」という数字は、大変インパクトがあって、惹きつけられますね。

 

<目次>

 

1.企画・内容

「名詞」「動詞」「助動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞・接続詞」の章立てで、展開されています。

 

微妙なニュアンスの違いを、図解でしめしてくれているので、大変わかりやすいです。

 

最近、「図解で学ぶ~」など、情報を図表デザインでわかりやすくまとめる書籍が人気で、インフォグラフィックデザインという分野も注目されています。本書も、その一つですね。

 

個人的に、ハッとさせられた内容は、下記のとおり。

・shopとstoreの違い

・selectとchooseとpickの違い

・lookとwatchとseeの違い

・良し悪しを表す形容詞の程度の違い

・冠詞の基本的な選び方のフローチャート

など、挙げればきりがないです。

 

最近、Youtubeでも、ネイティブに英語を使える方が教える動画は人気ですが、外国語は、現地に住んでいる人に教えてもらうのが一番だなと、本書を通じても感じました。

 

また、本書の最後に、「知っておくと便利な表現」が、表でまとめられています。

その中に、「覚えておきたい英語の語源」があり、以前、紹介しました『英単語の語源図鑑』(かんき出版)のようなお話も、簡単にまとめられています。

 

editorbookreview.hatenablog.com

 

語彙数を増やしたいなら『英単語の語源図鑑』が良いなと思いますが、本書だけでも、本当、いろいろなことが学べました。

 

2.デザイン・組版・印刷・製本

見開き2ページで1テーマで展開されています。

情報を1ページに詰め込んでおらず、気軽に読めます。

 

また、イラストや図解がメインで、大変わかりやすく仕上がっています。

ちなみに、そのイラストは大変かわいいもので、本書を寝る前に読んでいましたが、癒されました。

 

あと、装丁カバーをめくると、こあらのシルエットが! これも良い感じですね。

装丁でかわいい感じを全面に押し出していますので、人前で読むのが恥ずかしい場合は、装丁カバーを取り外しても良いかもしれません。

f:id:editorbookreview:20210130114420j:plain

装丁カバー下の、かわいいこあらのシルエット

 

総じて、手元に置いて、何度も眺めたくなる1冊でした。

 

まとめ

・他の媒体で好評な情報の書籍化は、良い書籍になる。

インフォグラフィックデザインは、積極的に取り入れても良いかも。

・帯に入れる言葉は重要!

・具体的な数字は惹きつけられる。

・装丁カバー下も、こだわって作っていきたい。

・本で癒されるという要素も重要なのかも。